食中毒のニュースを耳にする機会が増えましたね。実は、食中毒を防ぐためには、ちょっとした工夫と知識が大切なのです。この記事では、家庭で簡単に実践できる食品安全の5つの基本原則をご紹介します。これを読めば、あなたも食の安全のプロになれるかも?
適切な温度管理
冷蔵庫の温度は2~10℃が理想的。冷蔵食品は奥に入れて、ドアポケットには飲み物など温度変化が少ないものを入れるようにしましょう。また、冷凍食品は完全に解凍してから調理するのではなく、凍ったまま調理したり、電子レンジで解凍したりする方が、栄養価を損なわずに済みます。
適切な温度で保管していても食材は劣化してしまいます。できるだけ早く消費、もしくは冷凍しましょう。
生の食材と調理済みの食材を分ける
生の肉や魚から出た汁が他の食材に付着すると、食中毒の原因となることがあります。調理台や食器をこまめに拭き、清潔な状態を保ちましょう。特に生のものを切ったまな板や包丁、箸などは要注意です。
冷蔵庫で保存するときも注意が必要です。野菜など生で食べる食材の上にお肉を置いてしまうと垂れた汁で菌がついてしまうことがあります。加熱が必要な食材は下段に、生で食べる食材は上段で保存しましょう。
十分に加熱する
食中毒の原因となる細菌は加熱で死滅します。鶏肉は中心部まで75℃以上、豚肉は63℃以上で加熱することが大切です。食品用温度計を使うと、より正確な温度管理ができます。
しかし、加熱しても死なない芽胞菌と呼ばれる細菌もいます。食材、食品にあった管理をすることが大切です。
安全な水と食材を選ぶ
日本の水道水は安全ですが食材には多くの細菌が付着してることがあります。食中毒の原因となる細菌は土にも含まれていることが多いです。野菜や果物は、流水で丁寧に洗い、皮をむく場合は、刃物も清潔に保ちましょう。食中毒の原因となる腸炎ビブリオは真水で洗うことで死滅します。綺麗な食材を汚い水で汚さないように気を付けましょう。
まとめ
食品安全は、私たち一人ひとりの意識と行動によって守られます。この記事で紹介した5つの基本原則を意識して、安全で美味しい食事を楽しみましょう。家族の健康を守るためにも、ぜひ実践してみてください。